「入門 監視」を読んで
監視の原則やデザインパターンを体系だって学ぶことで、自己流の監視のアンラーニングを目的に読みました。
本書は監視の原則から始まり、知りたいことが体系立って書かれていました。
- 監視の定石であるデザインパターン
- 障害に対する適切なアラートのコントロール方法
- 統計的なデータの扱い方の特徴と注意点
- 平均値 vs 中央値
- パーセンタイル
- サービスの成長に伴う監視システムの内製/SaaSの選定、戦略
- ビジネスKPIに紐づく監視戦略と監視項目、各社の具体例
- ネットワーク〜Linuxカーネル〜アプリの技術スタックと監視内容
- セキュリティ監視
特にIaaSの技術スタックに関する知識に偏りがちだった自分にとって、監視SaaSを組み合わせたメリットやデザインパターンはインプットになりました。
並行して読んでいるSite Reliability Engineeringが抽象度高く書かれており、具体例を補うものとして本書はとても役に立ちました。