Linuxサーバへのコミットで躓く

前にバージョンアップしたソースをコミットしようとすると，
エラーが何回も出力されてコミットできませんでした．
解析のため，Googleで探していると下記の記事が

アクセス権の設定パラメータが不十分であるとのこと．
(理屈がまだ謎ですが...)

そこで，物は試しにReadyNASDuoのアクセス権限を変更してみます．

SSHの導入

ReadyNASは開発元やサードパーティが開発したAdd-onを導入できます．
初期状態でCUIによるReadyNASへのアクセス＋編集はできないため，
追加のAdd-onを導入する必要があります．
(初期状態はFrontview[GUIのReadyNAS設定ツール]に記載された範囲でのみ設定可能です)

今回の修正はSamba内の設定ファイルをいじるため，SSHログイン用Add-onを導入します．
手順は下記サイトにあります．

クライアント側はPuttyを用意しhttp://${ReadyNASのIPアドレス}/adminにアクセスします．

Sambaの設定確認

まずはsambaの設定を確認するため，/etc/samba/samba.confを確認

Hoge:~#cat /etc/samba/smb.conf
 (省略)
include = /etc/frontview/samba/smb.conf.%a
include = /etc/frontview/samba/Shares.conf
include = /etc/frontview/samba/Shares.conf.%U
include = /etc/frontview/samba/addons/addons.conf

Frontviewで共有設定としたディレクトリが記載されていなかったため，
include = /
にアタリを付けて捜索することに．

/etc/frontview/sambaの中身をいじる

ディレクトリ内部を見た結果は下記の通り

Hoge:~#cd /etc/frontview/samba
Hoge:/etc/frontview/samba# ls
Shares.conf                addons            smb.conf.Vista   smb.conf.WinNT
Shares.conf-sav            smb.conf.CIFSFS   smb.conf.WfWg    smb.conf.WinXP
Shares.conf.admin          smb.conf.OS2      smb.conf.Win2K
Shares.conf.administrator  smb.conf.Samba    smb.conf.Win2K3
smb.conf.UNKNOWN  smb.conf.Win95

ユーザ環境毎にテンプレートを用意しているみたい．

設定ファイルはShares.confのようなのでチェックしてみます．

やっぱりここか

対象の共有ディレクトリを「Hoge」とすると，
「#」に囲まれた部分を追記して，sambaをリスタート

Hoge:/etc/frontview/samba#cp Shares.conf Shares.conf.default
Hoge:/etc/frontview/samba#vi Shares.conf
[Hoge]
(中略)
  force create mode = 0600
  create mask = 0600
#20090329 Add for Subversion
  force security mode = 0600
  security mask = 0600
#20090329 Add for Subversion
  force directory mode = 0700
  directory mask = 0700
:wq!
Hoge:/etc/frontview/samba#/etc/init.d/samba restart

再度試してみると，コミットできました．

Windowsからアクセス権限を見ると「特殊なアクセス許可」はそのままで変わってませんでした．